【k18wg サファイア リング】デザイン画
むかしむかし、
地球の大陸の配置が現在とは少し異なっていたくらい昔、
インド大陸がユーラシア大陸に衝突してできた山脈がありました。
カシミール地方と呼ばれる山々は、
現在はインドとパキスタンの国境付近に位置し、政治的な緊張状態が続いています。
数ある希少宝石の中でも、
コレクターから「幻の宝石」と称されるカシミールサファイアは、
この雄大な山々にはさまれたバッダール渓谷で産出されました。
私は標高4500mなんて所に生きる村人に驚いてしまいますが、
その村人すらも驚くほど青く美しい結晶だったそうです。
すでに採掘は終了しており、
情勢が不安定なこともあって、新たな鉱脈の調査もすすんでいません。
煩悩とエゴイズムでできている我らの文明が幕を閉じ、
新たな文明が芽生えた未来においてなら、
標高4500mに暮らす村人が「幻の宝石」を再発見できるかもしれません。