デザイン画集
コレガ発病シタラ、マジ大変デスカラ。
【Pt900 ラリマー ペンダント】デザイン画
ラリマーともラリマールともよばれる宝石があります。
カリブ海に浮かぶ島、ドミニカ共和国で採掘される美しい宝石です。
見ていると南国の青い海に身を投じている気分になります。
ゆらめく海面が、燦々とふりそそぐ陽光を反射しながらどこまでも続き、
遠く水平線では大空と一体化している。
ラリマーはそんな景色から切り出されたかのようなブルーを発しています。
仕事に追われ、休みたくても休暇が取れていないあなた!
見えるところにラリマーを置かないように注意しましょう。
気持ちを抑えきれなくなるかもしれません。
【すべてをホッタラカシにしてリゾートに行きたい病】
が発病したら大変ですから。
キャラ濃いめの皆さんも、ご安心ください。
【K18WG サファイア リング】デザイン画
サファイアには実に多様な色彩があります。
無色透明のサファイアから、皆さんご存じのブルーサファイア、
オレンジ、グリーン、イエロー、ピンク、パープル、漆黒のブラックサファイアまで、
あなたの好きな色のサファイアが必ず見つかるはずです。
過去に7色のサファイアをアーチ状に並べて、
レインボーな虹のブローチを依頼された方もいました。
多様な個性を持つサファイアが、
さまざまなデザイン上の演出を可能にしてくれます。
だからどうぞご安心ください。
あなたの個性がどんなに強くても、
キャラがどんなに濃くても、
サファイアはあなたの期待にきっと応えてくれるハズ・・・
きっと。
「あなたには才能があるわ!自信もちなさいっ!」
【Pt900 パール ペンダント】デザイン画
不要になった多量のジュエリーを持参され、
それらに留められた大小さまざま60ピースものメレダイヤと、
巨大なパールを利用して、
「お任せでペンダントをつくってよ!」
と、満面の笑みで仰るご依頼主。
「あの、お好みのデザインなど、何かそのぉ、ヒントをいただけませんでしょうか?」
と、焦りまくる私。
「何でもいーのよっ!任せるから、頼むわねー!」
と、素敵な笑顔で立ち去ろうとするご依頼主。
「ええっ!あの、せめてデザイン画だけでもご覧頂けませんでしょうか?」
と、涙目の私。
こんなやり取りののち、
最終的に「大丈夫よ、自信持ちなさい!」と、
ご依頼主に励まされて生み出されるペンダントもございます
・・・けっこう頻繁に。
俺たちゃ兄弟。ヨォ、ブラザー。
【K18 ダイヤ リング】デザイン画
ありえないとお感じになるでしょうが、
もしご自宅の庭からダイヤモンドが出てきたらどうしますか?
あなたの庭を掘れば掘るだけ、
ダイヤモンドの原石が次々に採掘できたとしたら・・・あなたの庭から!!
①ご友人に自慢しますか?
②メディアに取材に来てもらいますか?
それとももしかして・・・
③誰にも口外せずに自分だけの秘密にしますか?
この中で③を選んだあなた!
人類みな兄弟、世界中の同志たちもみんな同じ考えです。
カナダ、ロシア、中国など新しいダイヤモンド鉱山が発表されていますが、
そこで採掘されているダイヤモンドの量は・・・
公表されることはありません。
今も世界のどこかでダイヤモンド鉱山は見つかっていることでしょう。
しかしながら、
人類みな兄弟でして・・・。
今日も、人の心をもてあそぶ宝石たち。
【Pt900 サファイア リング】デザイン画
ある方向から光をあてると、
俗に【スター】と呼ばれる輝きを放つサファイアがあります。
はっきりと6方向に【スター】が現れる結晶は大変希少で、
一般的なサファイアとは別格の扱いをうけます。
【スター現象】の要因は宝石内部の結晶構造にあり、
一般的な輝きのサファイアと比べると【スターサファイア】は、
やや不透明であります。
ここでジレンマが生じます。
特殊な輝きを放つ【スターサファイア】は、
特定の方向から光が当たらなければ、
どーもイマイチのサファイアなわけです。
「ほっといてもキレイで、光をあてるともっとキレイな【スターサファイア】はないの?」
「探してよ!」と言うお客様。
そしてそれを探求する私。
宝石たちは今日も人の心をもてあそぶ・・・。
「誰から買うか」が一番大事。
【k18wg ヒスイ リング】デザイン画
ヒスイの産地として最も有名な国ミャンマー。
つややかなこの宝石は男女を問わずアジア人を魅了してやみません。
特上品質ともなると、
葉のエキスが濃縮したかのような艶やかなグリーンを発し、
なんと8ケタもの値が付きます。
そんなヒスイを、産地であるミャンマーに買いに行こう!
もしくは採りに行こう!
などとは考えない方がいいですね。
もちろん産地ですから、
ヒスイを見つけることは簡単なのですが、
上質の(←注目)ヒスイには出会えないと思います。
なぜなら上質のヒスイは、香港で研磨されるからです。
ミャンマーで採掘されたヒスイは香港に運ばれ、
そこから世界中に輸出されています。
なら上質のヒスイを求めて香港に行けばいい?
答えはノーです。
合成石、類似石が溢れる香港で、
山のように積まれたグリーンの石の中から、
上質ヒスイを見つけることができれば別ですが。
それならどこで上質のヒスイを求めたらいいでしょうか?
はい、日本で買ってください。
信頼できる人から買ってください。
宝石は、
【どこで買うか】よりも、
【誰から買うか】が重要ですね~。
やっぱり、あなたはカッコイイなぁ。
【Pt900 ダイヤ リング】デザイン画
どんな事柄でも少数派に所属しているよりは、
『一般的』と呼ばれる多数派にまぎれているほうが楽ですね。
自分の判断を尊重したり、自分らしく生きることは、
ときにエネルギーを消耗してしまうことがあります。
ジュエリーのデザインにおいても同様で、
『一般的』と呼ばれるデザインや装い方がございます。
みんなと同じデザインを、
みんなとおなじ装い方でオシャレをするのは楽ですね。
だけど、あなたのこだわりのデザインを、
あなたらしく身に付けていたら、カッコイイですよぉ。
ちょっと疲れるでしょうけど・・・。
楽しいですよー。みんな集まれー!
【K18 ルビー ペンダント】デザイン画
弥馬屋においでになるお客様の中には、
ご自身で明確にデザインを決めてお品物を持参される方が多くいます。
ご覧のデザイン画のお客様もそのひとりで、
長いボールチェーンを持参され、
「こうやってね、こんな感じでサラサラっ・・・」と、
店頭で実演しながらご自身のアイデアを披露してくださいました。
「チェーンの長さはバラバラで、所どころにルビーを揺らしてね。」
「メレダイヤはこのあたりに・・・」なんてことまで、
しっかりと構想してらしたので感動してしまいました。
宝石が好きで、
デザインすることも好きな方が弥馬屋においでになると、
もー楽しくって楽しくって\(^o^)/
部屋の隅で、そっと息をひそめて。
【Pt900 ダイヤ ペンダント】デザイン画
店頭にてリフォームのご依頼をいただき、
デザイン画に従って制作が開始されると、
工房の職人チームが招集されます。
デザイナーはもちろん、外観を造形する者、宝石を留める者、
表面加工や仕上げをする 者たちが一同に会した、
制作者会議です。
その会議では、ご依頼主からお預かりしたジュエリーの分析や、
デザイン画に基づいた、仕上がりまでの工程が決められます。
と、
このように書くと感じのイイ話なのですが、
ときどき会議が難航することがあります。
「この図案ってさぁ・・・どうやって完成させる気なの?」や、
「こんな前例の無い加工、よく思いつくな!」などなど、
デザイナー(私です)の無理難題を実現させるために、
長時間の会議になってしまうわけです。
ときどきなんですけどね・・・まぁ、3回に1回くらい。
さて、意外かもしれませんが
ご覧のデザイン画のペンダントをお仕立てする際も、
長ーい会議になりました。
このアングルからは見えない、とある部分の仕立てについて、
デザイナー(私です)が無理難題を投げかけたものですから、
各部門の職人たちが熱く語り合うこととなったわけです。
会議室の隅っこからその様子を眺めて、
矛先が自分に向かないように、
そっと息をひそめるデザイナー(すみません私です)。
表層も少しはケアしませんと。
【Pt900 ダイヤ ペンダント】デザイン画
私たちを魅了してやまないダイヤモンドは、
その体の過半数を土台部分に沈めています。
私たちはダイヤモンドの一部分だけを見ているにすぎないわけですね。
このダイヤモンドの過半数を占める隠れた部分ですが、
決して表に出てくることができない事情を持っています。
この部分は、
上部からダイヤモンド内部に入ってきた光を2度ほど反射して、
その光が上部に戻って外へ放出されるように適切な角度でカットが施されているのです。
つまりこの部分は、
ダイヤモンドを輝かせるうえで大変重要な役割を担っているわけですね。
デザインによっては貴金属部分に埋め込まれてしまうため、
ほぼ見えなくなってしまうわけですが、
この宝石をこんなにも美しく輝かせているのは、
この部分の影の働きのおかげなんですね。
私たちだって表層を磨くことばかりに気を取られないで、
健康的な食事をとり、品格と教養を身につけたなら、
内面から自然と輝きだすはずです。
あ、でも表層もチョットは磨いてあげないと、
輝きがくもってしまいますね~。