デザイン画集
20年以上まえに描いた、お気に入り。
【K18 ダイヤ リング】デザイン画
プレーンなゴールドリングをメレダイヤで装飾して欲しいというご依頼でした。
そしてご覧の1枚は、いくつかをデザインした中で、ボツになった1枚です。
デザイン相談の中でご依頼主は、
大きさの異なるメレダイヤを私の思うままに自由に配置して良いと仰ったので、
試しに描いてみましたが・・・う~ん、残念でした。
自分としては気にいってます。
20年以上も前に描いたものですが、
あの頃の私もナカナカやるなぁ~なんてね。
お任せください、さまざまな手段がございます。
【Pt900 エメラルド イヤリング】デザイン画
あたりまえですが、
イヤリングにはイヤリングパーツをつけなければなりません。
耳をスクリューで挟むタイプや、バネで挟むタイプなど様々ありますが、
わたくしの場合、
なるべくこれらイヤリングパーツのような機械的な部位が見えないようにデザインいたします。
わかりやすく言うと、
正面から見た限りではピアスに見えてしまうようなデザインです。
こちらの1枚のように、宝石を並べることで隠す方法もそのひとつ。
自然のモチーフのデザインなら、イヤリングパーツにツルなどを巻きつけて、
デザインの中に取り込んでしまう方法も常套手段です~。
デザインする能力が、お見事すぎる方々。
【K18 オパール リング】デザイン画
オパール4石を使用した、蝶のリングでした。
これはお客様がご自身でアイデアを練られ、オパールを持参されたご依頼です。
私ども弥馬屋をご利用いただくお客様には、
このようにご自身でジュエリーデザインを楽しまれている方が多く居ます。
手帳に数ページにわたり、上から見たイメージ、横から見たイメージ、
さらに石の留め方などを拡大図で記してある方も!
ちなみにこの画のお客様は、
「セットで合わせるリングに留められる大きなトパーズに、蝶の触角がのるように」
・・・とのご指定でした。
そのデザイン力にあっぱれ。
いつか、お会いしたいですね。
【Pt900 ダイヤモンド リング】デザイン画
中央にダイヤモンドのソリテールリングをセットできるようにデザインした1枚です。
ダイヤリングをセットしない時も、存在感のあるリングに仕上がりました。
中央にセットするダイヤリングの方は、お客様が持参されたもので、
いつ、どなたがデザインしたのかは存じませんが、
厚み、幅、ふくらみ、カーブの度合いなど全てを計測し、
完璧にフィットするセットリングを仕立てたわけです。
何といいますか・・・
そのダイヤリングを仕立てたデザイナーとは、心の友になれたような、
そんな錯覚すらおぼえたご依頼でした・・・。
試行錯誤しながら、現在に至ります。
【Pt900 ダイヤモンド リング】デザイン画
これはとても古い1枚ですね。
プラチナのダイヤリングを、白色のデザイン紙に描くと、
このように淡白な画になります。
実物のダイヤモンドの輝きには、とても多くの色たちがそこかしこに見られますが、
デザイン画にそれを描写すると、ダイヤに見てもらえない事が多いので、
基本的に白1色で描く事にしています。
いやぁ・・・それにしても淡白な画ですねー。
この少し後から、チョットだけ色の入ったデザイン用紙を使用するようになった私。
言えなくも、なくもなく・・・。
【K18 ルビー ペンダント】デザイン画
リフォームを決行されるほとんどのお客様は、
持参された宝石たちを、余すところなく使い切りたいとの要望をされます。
あっちの枠から取りはずしたルビーに、
こっちの枠から取りはずしたサファイア、ダイヤ、などなど・・・
さらにそれらをゴールドで仕立てるとなれば、
すごぉーく特徴的な色彩のペンダントが生みだされるわけですね。
ご覧のデザイン画のコントラストは、日本ではあまり見かけませんが、
アジア圏(インドや香港)では、頻繁に見かけます。
良く見れば、赤・青・黄のコントラストは
ゴッホの色彩と言えなくもなくも・・・なく・・・。
輝く「素材不明」たち。
【Pt900/K18 ペンダント】デザイン画
私ども弥馬屋へ持ち込まれるジュエリーには、
【素材不明】という扱いの品物が多くございます。
その場合、
鑑別機関で宝石名を特定することを依頼主にオススメするのですが、
多くの場合で『はっきりさせなくて良いです』と、依頼主は仰る。
鑑別した結果の、価値の善し悪しなどではなく、
『自分が譲りうけたジュエリーを身につけたい!』
という純粋な動機が、【素材不明】のジュエリーたちをこのうえなく輝かせていますね。
デザイナーが四の五の語る 【やまや名作劇場】
よし、今日もがんばるぞー。
【pt900 パール リング】デザイン画
ジュエリーリフォームは実にやりがいのある仕事です。
デザイナーが自身で手配した宝石を、気の向くままに勝手にデザインするのとは異なり、
ご依頼主が持参される、予想もできない多種多様な宝石をデザインするという、
実に難しい仕事です。
例えば、まぁるい真珠を2個持参され、
フワッと丸味のデザインで一件落着と思いきや、
ご依頼主がおもむろにポーチの中から4角いダイヤを4個出した時、
『まるいデザインに4角のダイヤは使いにくいなぁー』
・・・なんてことは、絶対に言えないムズカシーお仕事です。
デザイナーが四の五の語る 【やまや名作劇場】
上手になってゆきます、だんだんとね。
【K18wg ヒスイ リング】デザイン画
世に溢れるほとんどのヒスイリングは、スゴクスゴク地味ぃ~
・・・に仕立ててありますが、
ご覧のデザイン画のご依頼主は、もっとにぎやかなデザインを要望されました。
リングの下部から、
ヒスイに向かってツルが伸び上がっていく描写が、お気に召したご様子でした。
このデザインはこのあとも、さまざまな宝石で仕立てられることとなり、
それに伴ってデザイン画の方も徐々に上手に描かれていきます。
お楽しみに~。
デザイナーが四の五の語る 【やまや名作劇場】
まさか「どーでもいい」と思ってます?
【Pt900 ダイヤ ペンダント】デザイン画
宝石の留め方にもいろいろな方法がございますが、
それによって出来上がりの印象は大きく異なります。
【宝石を留めこむ器のデザインには、ご依頼主の美学があらわれる】
と言ってもいいでしょう。
器のかたちや爪の本数に、あなた自身が投影されているとして、
初対面の方の視線が、胸元のペンダントに向けられると想像したら・・・
デザイナー任せにはできませんでしょ?
デザイナーが四の五の語る 【やまや名作劇場】